2011年11月9日水曜日

【 復興支援レポート vol.13 】by クーリエ 石出

基本情報

◆ 日 時 : 2011年10月14日(金)深夜より 10月16日(日)
◆ 場 所 : いわき宮城県南三陸歌津町
◆ 担当者 : Katz(石出勝行/クーリエ) タツヤ(大木達也/クーリエ)
       岩淵寛(メッセム) ヤナケン(柳川健一/クリオシティ)
       殿下(小磯峻/クリオシティ) ノヤギ(小林剛/クリオシティ)
       GOGO(合田光宏/サイクレックス)
       マミケン(間宮邦彦/ワンパク) 武田(ワンパク)
◆ 移動方法: 自家用車1台、レンタカー1台
◆ 費 用 : 1人/\6,456-
       (ワンパク間宮氏、武田氏の費用はスクラムより負担)

< 支援物資一覧 >
      ○スクラム購入品
      バイクラック × 4台
      パーツクリーナー × 4本
      チェーンオイル × 4本
      (ウエス用Tシャツ 数枚)
      チェーンソー × 1台
      発電機 × 1台
      草刈機 × 2台 (現地佐信輪業さんにて購入)

      ○提供品
      丸鋸 × 2台
      ドラムリール × 1個 (以上石出工務店より)

      メンテナンススタンド × 4
      携帯工具セット × 4
      フロアポンプ × 4 (以上ダイアテックプロダクツ様より)

      ワンパク手配 スクラム資金提供
      『たちあがれ南三陸』 のぼり旗&ポール × 50

◆ 行 程 :
      横浜チーム14日(金)夜中0時、横浜出発
      渋谷チーム 同日 23時、クーリエ事務所集合、
      石出工務店にて物資を回収するため23時半、渋谷出発
      横浜チームとは首都高八潮南ICで待ち合わせ
      今回も災害従事車輛証明書を取得しているため、高速料金は無料に。
      → 東北道~三陸道を通って、最後の料金所「鳴瀬奥松島IC」に証明書を提出。
      その先は無料区間となり、登米東和(トメトウワ)ICで下りる。
      朝8時ごろ南三陸町歌津に到着。あいにくの雨。


主な活動内容

震災直後から現地入りして継続的に活動している間宮さん(元ソクハイ)達がわんぱくドリームとして開催支援している、南三陸歌津町のたつがねMTB大会。
街の復興とその先にあるこのレースイベント開催に向け、スクラムとしても継続的に支援したいと考えています。
まだまだ復興作業が必要な現地への物資提供と、現地での作業を通しての現状把握を目標に現地入りしました。
たつがねMTB大会
わんぱくドリーム





◆ 15日活動報告:歌津中学校での活動/殿下
もともと浴場として使っていたスペースをバイクガレージにする計画

到着の朝、雨。挨拶も終わり早速作業。
まずは浴槽(がわりだったもの)を外へ運びだし、汚れを落とす。
同時に倉庫内と周辺を掃き掃除と一部壁の張り替えて、
以前各メーカーから提供された40~50台の自転車を運び込むスペースを確保。

11時前には雨は上がり、今回寄贈したメンテナンススタンド・工具と
GOGO氏特製角材を組み合わせたバイクスタンドを設置。

続いて、体育館の二階に溜めてあった新品の自転車たちを倉庫へ移動。
タイヤの空気が抜けているものが大半だったので、
半分以上を手動ポンプで、後半はエアコンプレッサーで空気を入れつつ運び出した。
体育館では部活動が元気に行われていた。「中学生、いいな。。。」ノヤギ談

昼休憩。すぐ近くの弁当屋兼食堂で昼食。
復興ラーメンをがっつり食べて午後に備える。

バイクガレージのめどがたった後、坂を上ったところにある商店街の駐車場の
水かき作業&ヤシの実の敷き詰め作業に移りました。
ヤシの実を砕いたものがある程度の保水性があり、
水はけの悪いところに大量に敷き詰めて整地する手法があるそうで、
今回それの手伝いをしました。
海外から輸入されてきたヤシの実袋からスコップで土嚢袋へ移して運びました。
ここではやはり、以前鳶職だったノヤギの、スコップ2段の腕前が発揮されました。
この作業が終わるころちょうど日が落ちたので、初日の作業を終了しました。
中学校で作業を進めている間、近所の高校生がダートジャンプをしに遊びに来たり、
つい最近自転車の補助輪がとれた小さい子供がガシガシ自転車の練習をしていたり、
少しずつではあるけど遊び場として知られてきているようでした。
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途中から晴れてくれたおかげで大規模な、モノの移動を終えることができてよかった。気候も予想より暖かくスムーズに作業ができたと思います。ほんの一瞬ですが地元の方々とも交流できたし、初日夜のたつがねMTB大会のミーティングにも参加できたことが収穫でした。当面の目標である大会開催の準備の一端に触れて、これからも関わっていこう、そして大会に参戦したい!と思えた、価値ある遠征だったと思います



◆ 15日活動報告:韮の浜での草刈/カツ
WANPAKUのマミケン氏、武田氏(撮影係)と一緒に、
歌津中から車で15分程度走らせた韮の浜で、草刈を担当する。
日頃、子供たちが遊んでいた公園には仮設住宅が立ち並び、遊び場がなくなってしまった為だ。
伸び放題の草木で荒れた空き地を、スクラム義援金で購入した草刈機1号、2号で、
地元の加藤氏の指導ものと、狂ったようにひたすら草を刈り続ける。

どれ位やったか覚えていないが、そんなに時間がかかった覚えはない。
かなり広範囲だったが、3人でこんなに段取りよくスッキリできるものなんだ。
今日はここまで、この後はWANPAKUチームが、丸太を使用しはしご、ジャンプ台、椅子などを作る予定。

作業後、この空き地のそばに住んでいる三浦氏宅で、昼食&おやつタイム。
色々とご馳走になってしまいました。ありがとうございます。
こちらの娘さん、娘さんのお友達が遊びに来ていて、各メーカー様から提供された自転車に乗り、早速スッキリした空き地で自転車を走らせる。
笑い声が聞こえてきて、なんだか温かい気持ちになった。

想像もつかないたいへんな思いをしたのだろうけど、そんな事も思わせない笑顔と笑い声。
ものすごい元気をもらえた。
あらためて、たつがねMTB大会を開催&成功させる思いが強くなった



◆ 16日活動報告:倒木撤去作業/タツヤ
たつがね山のMTBコースの一部でもある林道
数カ所が倒木があって車の通行ができなかったのですが
土砂崩れの影響で一番大きな倒木および周辺を今回担当しました。

スクラム提供のハクスバーナーをワンパクのよっちゃんが、
地元の方から借りたもう1台を自分が担当。
前日および前半草刈りで張り切りすぎたカツさんは記録係。
2本の倒木を土砂崩れに注意しながら 慎重かつ大胆に作業。
普段触る事のないチェンソーでの作業にテンション高め
1台ガス欠、1台石を削ってチェンをなめ、チェンソーを使えなくなる頃には無事に撤去完了

直径20cmくらいまでなら今回寄贈したチェンソーでも楽々作業できるが
30cmくらすにはちょっと非力かな〜 と贅沢を言ってみたり
安全を意識しながらも楽しい作業でした。




◆ 16日活動報告:コース視察/岩淵
大会メイン会場となるエリアの草刈り、倒木撤去が一段落して、最後はコース視察。
地元の実行委員会の方々を先頭にコースを徒歩で案内していただいた。

朝まで降った雨の影響もあり、草木が新緑のようにみずみずしい。
時折、色づいている草木を目にする事で、紅葉シーズンが近いことを思い起こさせた。

今回は徒歩ということもあり、実行委員会の方々にとっては歩き慣れた道なのかもしれないが、
我々新参者には森林浴さながらのさわやかなハイキングになった。

このコースはMTBコースとしては初心者向けというほどやさしくは無い。
しかし難しいと思われる箇所は無理せず自転車を降り、
難易度のあまり高くない他のポイントを走るだけでも充分楽しめる。

上級者であれば、ジープトラックでの高速下りコーナー、
根っこをクリアしながらの急こう配な上り、
シングルトラックでのスイッチバックなど飽きないポイントが目白押しで、
当初コースを設計した英語講師ブライアンさんの創意工夫を痛いほど感じた。

通常、MTBクロスカントリーレースでは常に目線は路面の状況把握の為に使われるので、
遠方の景色などを楽しむ余裕はほとんど無い。

しかしレース中盤でトップ集団から遅れたり、集中力が途切れてくると、
レースの目的が「早く走る」ことではなく、「楽しみながら走る」ことに切り替わることもある。ロードレースとは違い、MTBレースの楽しみ方の一つがここにある。
間違いなくこのコースもそんなコースだ。

もちろん最初から「楽しみながら走る」モードでも誰も責めないのだが、
16回を重ねてきたMTBイベントはさすがに参加する人を選ばない配慮を感じた。

かつてはレース参加者として整備されたコースを気持ちよく走ることしか考えていないことも多かったが、今回、整備されていないコースを徒歩で一周歩いただけで、開催まで整備に時間と人手がかかることは容易に想像できた。

被災された実行委員会メンバーや地元関係者の方々が、
コースを整備してレースを復活させるのであれば、
そこで走れるレース参加者たちの心には感謝の念が自然に沸き起こるに違いない。





◆ 16日活動報告:女川チーム/やなケン、タツヤ、殿下、ノヤギ
たつがね山での活動を早々に切り上げお昼前に歌津を出発し海岸沿いで女川を目指す
海沿いには小さな漁村が多く点在していたのだが、そのほとんどが壊滅的な被害を受け、
震災から1ヶ月半の間は道も流され通行止め=陸の孤島 になっていたエリア
その後何度か通った道。最後に通ったのは2ヶ月前
その頃に比べると 本来の位置にアスファルトの道が出来ていたり
北上川河口付近の一部流されてしまった大きな橋もそろそろ再開しそうだった。

今回のもう一つの目的は
柳川と自分が一番始めに支援物資を届けた女川の病院の自転車メンテナンス
実に3ヶ月以上顔を出せていなかったので活用されているのか? 壊れていないか?
なにより先生や職員の方たちは元気なのか?
などなど確かめたいことが沢山あった。

14時ころ 女川町立病院着
日曜で病院は休診 未だに2Fが受付 1Fはやっと改装がはじまるところ
トイレが仮設から常設に 水洗になっていた。
アポなしで突然訪れたことを後悔しつつ職員のKさんに連絡
と、元々町の職員だったKさんは今は役場の災害対策課に戻ったいた。
引き継いだSさんを訪ねてくださいと丁寧に教えていただき2F受付へ
休診日なので当然いなかったが
偶然病院の補修をしている方(リキヤくんに似てる)が対応してくれた。

1Fの改修に合わせて現在自転車は保管場所が未定になり
1F入り口付近の仮の倉庫に置かれていた

ロングテール × 1台
MTB × 6台
小径車 × 1台

自転車が増えてると思いつつもメンテナンススタート
空気圧、各部のネジのゆるみ、ブレーキ、変速あたりを確認
フレームの汚れを拭き取って終了

順調かと思いきや、
MTBの1台が左クランクはずれ、更にもう1台はRメカを後輪に巻き込み転倒した形跡あり
Rメカ、チェーン、エンド小物、Rホイールが破損
Fホイールも若干振れあり、ブレーキシューもずれてしまっていた。

専用工具を持って行ってなかったので、壊れた2台のウチ1台を乗れる状態に戻すことに
結果、MTB1台以外は乗車可能に

作業時間1時間強、リキヤくんからお茶&お茶菓子をいただいたりしながらのんびり作業
次回 MTB7台分の消耗品などが必要
(ブレーキシュー、シフト&ブレーキワイヤー、パーツクリーナー、チェーンオイル、ウエス)
工具セット、道具箱も

補修パーツ一覧
Rメカ8S チェーン8S エンド金具 クランク左のみ(テーパー、175mm、BLK)
Rクイックリリース

次回課題
事前に担当者に連絡を入れて、自転車のその後の活用方法について話し合いが必要
一部病院職員の方が通勤に使っているようだが、全部は活用されていないのが現状
必要なく置き場に困るようなら引き上げもしくは別で活用してくれるところを探すことも検討

以上

お昼を食べれず女川に入ってしまったので、帰る途中にリキヤくんお勧めの食堂へ(おかず屋)
開店前だったけど開けてくれた。
唐揚げがお勧め。けっこうボリュームがある。





◆感想・コメント


わたしたちが行った日に開催日が決定した。2012年5月13日
日程が定まったので、より一層、団結し活動しやすくなった事と思う。
このたつがねMTB大会の復活が、南三陸の更なる復興に繋がる事となるよう期待します。
それまでの活動のお手伝いはもちろん、当日は、レーサーとして参加したいと思っています。
引き続き、WANPAKUチーム、現地の皆さんとスクラムを組んで活動したいと思います。





◆写真









レポート作成

名 前 :石出勝行(Katz)
所 属 :有限会社クーリエ
自転車 :GTロード(カドワキチューン)、HELMZ(ブリジストン)、LEVEL(バンク用)
コメント:レポートが遅くなった事をお詫びします。


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